2015092916371100002
引用:http://www.businessnewsline.com/biztech/images/2015092916371100002.jpg


スイスの金融グループが世界情勢を分析したレポートで、各国軍事力のランク付けを発表しました。

日本は4位だったが陸上戦力に大きな不安を抱え、航空戦力では中国に抜かれています。


圧倒的な米国の軍事力

クレディースイス銀行が9月24日に発表した、世界軍事力ランキングが話題になっています。

クレディスイスはスイスの大手銀行で、銀行の他に証券部門やや投資銀行としての活動も行っている。

全世界で投資活動をしていて、紛争や軍事情勢で大きな影響を受けるので、軍事情勢も分析しています。
          スポンサー リンク


スイスの銀行は漫画のゴルゴ13が秘密口座で報酬を受け取るので知られているが、現在は秘密口座は禁止されています。

企業や国家の破産もビジネスにしていて、ギリシャのジャンク債で大儲けしているとも言われている。

どの国とどの国に衝突の可能性があり、戦ったらどちらが有利か事前に分かれば、勝つ国に投資して、負ける国を叩く事も出来ます。


国際情勢分析レポート「The End of Globalization or a More Multipolar World」の一部で、軍事だけを取り上げた報告書ではない。

レポートは核戦力を戦力に含めておらず、通常戦力だけで比較しているのが特徴です。

核戦争になったら金儲けどころではない、という事かも知れません。


兵員数、戦車戦力、航空戦力、攻撃ヘリコプター、航空母艦、潜水艦の6項目を数値化していてあまり詳細ではありません。

各項目は数量と共に質の高さを考慮しているようで、数で上回っている中国潜水艦よりも、小数の日本の潜水艦の数値が高い。

ランキング1位を取ったのは米国で、13,900機の航空機、920機の攻撃型ヘリコプター、20隻の航空母艦、72隻の潜水艦を有している


最高点1.0に対し米国は戦車が0.86で中露より低いものの、他はいずれも0.9以上で大差をつけ、総合0.94でした。

米国は陸地で強大な敵と接した事が無いので、伝統的に海軍や空軍を重視していて、戦車の数では中露に劣っています。

2位ロシアは戦車が0.95で1位になった他、空母以外の全てで0.8以上になり、総合でも0.8でした。


19-5db6d
引用:http://qnanwho.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_ddd/qnanwho/19-5db6d.jpg?c=a37



拮抗する日本と中国

3位中国は兵員と戦車が0.9以上、航空機と攻撃ヘリが0.8以上、潜水艦は0.9だったが空母が0.52だった。

中国海軍の空母「遼寧」をクレディスイスは評価していないのが分かります。

4位は日本で兵員と戦車が0.38と極端に悪かったが、これはフランスやドイツ、イギリスと同じ傾向です。


攻撃ヘリと潜水艦は共に0.81をつけたが、攻撃ヘリは米国製のAH-64Dアパッチ、AH-1Sコブラが評価された。

また災害出動などで自衛隊ヘリが見せた技術の高さも、評価されたかも知れない。

日本の潜水艦は現在18隻で将来分を含めても20隻に過ぎないが、設計が新しく性能が優れています。


中国海軍は70隻以上の潜水艦を保有しているが、最も新しい通常動力艦の039Aですら、1950年代のソ連潜水艦の発展型です。

中国が数隻保有している原子力潜水艦もソ連から供与されたもののコピーで、しかもソ連はコピーされないよう劣化版を渡した。

中国原潜は3隻から5隻存在するといわれるが、実用性が乏しく作戦行動していないと言われています。


日本のランキングでは空母で0.76の高得点を取っているのが目を引き、空母型護衛艦を空母に含めているのが分かる。

「いずも」や「かが」は空母のような形だが航空機を搭載できず、ヘリコプターだけを運用します。

物資や車両の輸送、対潜水艦戦など多様な任務に対応できるので、中国の「遼寧」よりは実用的です。


日本の生命線とも言える航空戦力は0.76と中国の0.86よりもかなり劣っている。

数量が少ないのと、年式で比較するとF15すら「旧式機」に分類されてしまう。

総合点では日本は0.72で中国、ロシアと拮抗しており、インドも0.69と差は小さい。


日本が将来上位グループに止まるには、航空機の更新などで防衛費の増額は避けられない。

          スポンサー リンク


          スポンサー リンク