三木谷氏が海外事業や政治活動に熱を上げていた頃、アマゾンとヤフーは着々と手を打っていた。
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引用:http://livedoor.blogimg.jp/itlifehack/imgs/0/3/03634e5d.jpg


楽天の三木谷社長は、楽天市場の伸び率が、アマゾンやヤフーの半分に止まって頭を抱えている。

スマートなアマゾン、出店無料のヤフーに比べて楽天は古臭く、コストが高く、使いにくい。


海外事業失敗で楽天失速

2桁成長を続けてきた楽天が1桁の伸び率に落ち着いて、成長が止まったのではと囁かれています。

特に深刻なのが中心事業のショッピングサイト「楽天市場」が5%前後の伸びに止まってしまっている事です。

ライバルのアマゾンに客を奪われている他、ヤフーやヨドバシドットコムにもかなり食われています。
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楽天の営業利益の中で楽天市場が約50%をを占める中心事業で、三木谷社長が進めた多角化事業は成功していない。

電子書籍は赤字で、海外事業もほぼ赤字でいくつかの国のECサイトは閉鎖が決まっています。

三木谷社長が多角化経営を始めたのは2011年で、東北地震の後に「もう日本に将来性はない」として脱日本を目指した。


世界の楽天を目指して海外展開を進め、買収攻勢を掛けたが、特に成果は上がっていないようです。

アジア各国や欧州などで楽天市場を展開しようとしたが、ECサイトは既に世界中に存在した。

いわば皆が靴を履いている国に行って「靴がありますよ」と売り歩いた訳で、上手く行かなかった。


電子書籍はマンガでは普及したものの、一般書では殆ど普及していません。

もっと肝心なのは客は楽天よりアマゾンで電子書籍を買うことで、仮に電子書籍が普及しても楽天では買わない。

三木谷社長は世界進出のために社内で日本語の使用を禁止する「日本語禁止令」を出したが、国内軽視を印象付けた。

三木谷氏が見せたこうした隙に、ライバル達はつけ込んだのでした。



古臭くなった楽天市場

楽天が新事業にチャレンジしている間に、アマゾンとヤフーは「楽天市場」を食い尽くすべく侵略を始めていました。

アマゾンは使いやすく合理的なサイトや送料無料、動画や音楽などのサービスを次々に打ち出しました。

ヤフーは出店料無料の得意の「ゼロ円攻勢」で出店37万店に増やしたが、楽天は4万4千店に止まっている。


ライバルが猛追している頃、楽天では特売セールで2倍の価格を設定して「50%引き」と表示する偽装表示問題が起こった。

楽天も出店料を一時的に値下げするなどしているが、3社の中で出店コストが最も高く、遅れをとっています。

出店者はコストが安く「売れる場所」を求めているので、楽天よりヤフーが良ければ移動してしまう。


出店者から見た楽天市場の欠点は、出店料が高い、システム使用料も高い、ページつくりが面倒、縛りが多いなどがある。

例えばアマゾンは出品して商品をアマゾンに投げてしまえば、発送する必要すらない。

ヤフーは出店無料なので売れなければお金が掛からず、低コストでリスクが低い。


楽天は商品ページを自分で用意して、顧客との連絡や発送など手間が掛かるが、今までは売れるので楽天を選んでいた。

もし楽天よりヤフーが売れるようになったら、出店者は皆ヤフーに移動するでしょう。

アマゾンは楽天より販売手数料が高いが広告料込みで、楽天は広告料別なので結局楽天の方が高くなるという。



ライバルより見劣りする楽天市場

ヤフーは出店は無料だが売れれば数%の手数料を徴収されますが、アマゾンや楽天よりずっと安い。

楽天が高い出店料と広告費を取って「売る」のに対して、ヤフーは基本無料だがほったらかしのイメージです。

アマゾンは販売ページを作る必要もなく、未経験者でもすぐに出店でき、客の質も良いとされています。


一言で言って楽天への出店は、面倒くさい手続きが多く古臭く、手数料がやたら高い。

その代わり売れるのが取り柄だったが、片手間的に出店する人はヤフーかアマゾンを選ぶでしょう。

買うほうから見ても以前は楽天しか扱っていなかった商品が、今はアマゾンやヤフーでも売っています。


アマゾンはスマートで面倒さがなく、ヤフーはポイント還元率が高く楽天よりポイントの使い道が広いなど利点が多い。

楽天の苦戦はもうしばらく続くでしょう。

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