習自身が天然の嘘つきというよりは、軍幹部が彼に従っていないかも知れない。
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引用:http://浅次郎.com/wp-content/uploads/2015/09/be3588249cde6e13d524b52d18dce683.jpg


習近平と中国軍の関係

習近平主席と中国軍は外から見ると強固な関係で、習の独裁あるいは軍と一体化しているようにも見える。

だが実際には中国人民解放軍には習近平への不満が渦巻いており、機会があれば失脚させようと狙っている。

まず中国人民解放軍について理解する必要があるが、この軍隊は中国という国家に所属してない。

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法律では中国共産党に所属する私兵なので、国家主席だろうと最高指導者だろうと、軍に命令する事はできない。

これは清国が辛亥革命によって倒れたあと、国民党が政権を握り後で共産党が誕生した経緯に原因が求められる。

「一つの中国」の中で国民党軍と共産党軍が内戦をしているのだから、国家に所属する軍隊など敵に寝返りかねない。


中国に近代国家としての正規軍が存在せず、共産党に所属する私兵だという事は、党内の派閥や軍閥が強い力を持っている。

習近平が人民解放軍を動かせるのは、「共産党中央軍事委員会主席」という地位に就いているからで、中国の国家主席だからではない。

1982年に重要な憲法改正が行われ、「軍事委員会主席が軍を統率する」から「軍事委員会が軍を領導する」に変わっている。


比較すると以前は主席(毛沢東)個人に指揮権があったのに、現在は委員会が統率して指導するとなっていて、権限が縮小されている。

これは恐らく毛沢東時代の独裁が経済や軍事に悪影響を与えた事から、最高指導者の権限を縮小したのでしょう。

つまり習近平主席の軍への影響力は絶対的なものでも、強固でもなく、むしろ弱いものなのだと分かります。



軍を掌握していない国家主席

南シナ海、尖閣、インドなど中国は多くの周辺国と紛争状態にあるが、習近平が指示しているというよりは軍が習に強要しているとの見方が強い。

中国軍幹部は過去になんども「沖縄に1000発のミサイルを撃ち込み草一本生えないようにする」のよう挑発を繰り返している。

アメリカや台湾やベトナムやインド、フィリピンにもそうであり、アメリカ軍など全滅させる事ができると豪語している。


習近平は自分に従わない軍部を統率できなければ、いずれ失脚するので熱心に軍制改革を行っている。

軍人の30万人削減だとか、宇宙軍やサイバー軍創設とか戦略支援部隊と呼ばれるものを創設し、従来部隊の役割りを縮小しました。

汚職撤廃として多くの軍上層部が摘発されたが、摘発されたのは「江沢民派」と「反習近平派」だけだったとされている。


矢継ぎ早に行われた軍制改革は近代化の必要性と同時に、軍部に打撃を与え、「習近平」の軍隊にするためだった。

共産国家は北朝鮮でも旧東欧やソ連でもベトナムでも、軍を握ったものが権力を握ります。

「国民に支持される」なんてのはどうでも良く、軍を握れば党も握り、国民は必ず支持するのです。



軍を押さえ込めなければ、中国の暴走は続く

なぜなら共産国家には「支持するか支持しないか」の選択肢しかなく、他の人に投票する事ができないからです。

人民解放軍幹部は過去になんども習近平へのクーデター計画があったと噂されていて、どうやら真実であるらしい。

だからこそ習近平は軍の強硬論を丸呑みにして、南シナ海や尖閣で日米と衝突せざるを得ない。


2016年10月11日には中国国防省前で1000人超の退役軍人が、「反習近平改革」を掲げてデモ行進しました。

こんなものは天安門事件のように戦車で踏み潰せばいいが、主催者が人民解放軍なら治安部隊でも取り締まれない。

中国では珍しい事に反政府のデモ隊は堂々と道路を占拠して、国防省や中央軍事委員会を包囲して気勢を上げた。


10月24日からおこなわれる第18期中央委員会第6回総会(6中全会)を前に、軍の習近平への姿勢を示したと受け取れます。

習近平国家主席はいまだに中国軍を掌握できておらず、従って南シナ海や尖閣では、軍の言いなりになるしかないでしょう。

今後も中国は新たな軍事施設を増強したり、軍艦や戦闘機での威嚇を繰り返すでしょう。

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