引責辞任した何人もの元社長や元重役が影響力を行使して、不正会計を指示しているという。
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引用:http://crowd-logic.com/blog/wp-content/uploads/2015/07/587ecc1ec7b50ad4c4e508a6a2033317.jpg



東芝が4度目の不正会計発覚

東芝が2年間で3度目の不祥事で不信を買い、上場廃止や主要事業の売却がささやかれています。

最初の不祥事発覚は2015年4月で、4月3日にを検証する会計処理特別委員会を設けたことを発表しました。

2008年度から14年度の税引前利益を1518億円多く発表し、業績が回復したように見せかけていたというものでした。
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東芝は2012年にも子会社の東芝メディカルシステムズが不正会計によって、2006 年度から2012 年度に94億円利益を多く見せかけていました。

この医療子会社は皮肉な事に2015年の不祥事発覚を乗り切るため、6655億円でキヤノンに売却されています。

2015年7月21日には不正会計を直接指示したとされる3人の歴代社長(西田厚聡氏、佐々木則夫氏、田中久雄氏)が辞任したが騒動は治まらなかった。


3人の元社長は形式上辞任したが、辞任後も東芝本社内に「重役室」を構え、辞任前と同じように社内への指示を出していたと報道されています。

社長時代と同じように運転手つきの東芝社用車を乗り回し、豪華な社宅に住んで「現社長」よりも力があるのだという。

東芝の株価はリーマンショック前の2000年や2007年には1100円台をつけたが、2009年には230円に暴落し財務状況が急速に悪化した。


以来400円を超えて「今度こそ浮上か」と思わせるたびに不正事件を起こし、2012年、2015年、2016年と株価を暴落させています。

2015年の不祥事発覚のあと、新興国での原発建設や医療事業売却、利益が出ている半導体への投資といった再建策が評価されて、株価は上昇していました。

2016年2月に116円だった株価は2016年12月に465円まで上昇し、「今度こそ復活」と期待を抱かせました。



アメリカからのクリスマスプレゼントは


だがクリスマスイブの12月24日ごろ、アメリカメディアが「東芝の米子会社が巨額債務を隠している」と報道し疑惑が再燃しました。

東芝は原発事業再建のために米ウェスティングハウスを買収し、ウェスティングハウスは原発工事会社を買収しました。

その買収した原発工事会社が実は7000億円もの巨額債務を隠していたというもので、これほどの負債をどうやって隠せるのか、また東芝が見逃したのかが謎です。


再び株価は暴落し、12月14日に467円だったのが29日には258円になり年を明けて2017年になっても下がり続けました。

そして決算発表の2017年2月14日当日になって突如「決算報告書を1ヶ月延期する」と発表し、重大な不正行為が発覚したと報道されました。

東芝の監査委員会は、東芝の現会長が米原発事業の赤字を、小さく改ざんするよう圧力を掛けたという内部告発があったと説明しました。


東芝は2016年末で1900億円の債務超過に陥っていて、米原発子会社の7125億円の損失が影響していた。

原発部門を統括する志賀重範会長が直接アメリカに乗り込んで、会計処理で損失を減らすよう指示した、と内部告発されたと言われています。

東芝の指揮系統は「社長」のほかに「元社長」が何人もいて、「会長」「副社長」「専務」「常務」「取締役」「社外取締役」がそれぞれ何人も居て数え切れないほどです。


決定権が誰にあるのか検討もつかず、一つの船に何十人もの船長がいて、操舵室で権力闘争している状態です。

東芝の社長が独裁者で、ワンマン経営で不正を指示したという話が良く聞かれるが、何十人もの役員名簿を見ると逆の気がしてきます。

むしろ東芝社内での権力闘争によって、誰に決定権があるのかだれにも分からず船が暴走している状態に近い。


まず船長を一人に決めて、他の全員を追い出すことから始めてはどうだろうか。

不正会計を指示して引責辞任した何人もの「元社長」が、現社長と同じように社内を歩き回るのは、どう考えてもおかしい。

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